SFTP サブシステムが有効になっているサーバに、公開鍵を自動的にアップロードできます。自動アップロードは、[SSH Tectia 構成] GUI の [鍵と証明書] ページで実行できます。
鍵のペアを使用して公開鍵認証を有効にするには、以下の手順を実行してください。
SSH Tectia のトレイ アイコンを右クリックし、ショートカット メニューから [Configuration] を選択することによって [SSH Tectia 構成] GUI を開きます。
ツリー表示で [ユーザ認証] → [鍵と証明書] の順にクリックします。
リストから鍵のペアを選択し、[アップロード] をクリックします。[公開鍵アップロード] ダイアログ ボックスが開きます。図 5.8 を参照してください。
以下の情報を入力します。
[クイック接続] を選択し、鍵をアップロードするリモート ホストのホスト名とユーザ名を入力するか、または [接続プロファイル] を選択します (ホスト名とユーザ名が指定されます)。
公開鍵ファイル名を入力します。[鍵と証明書] ページで選択した公開鍵ファイル名が事前に入力されているため、通常は変更する必要はありません。
サーバ上の宛先フォルダを、ユーザのホーム ディレクトリ (Windows では %USERPROFILE%
、UNIX では $HOME
) からの相対パスで入力します。デフォルトでは .ssh2
です。
承認ファイルの名前を入力します。デフォルトでは、定義された宛先フォルダ ディレクトリ内の authorization
です。
サーバ上の承認ファイルには、鍵の名前が自動的に追加されます。このファイルを表示したり編集したりする場合は、[認証ファイルの表示] チェック ボックスを選択します。
アップロードを開始するには、[アップロード] をクリックします。
すでにリモート サーバ ホストに接続されている場合は、鍵のアップロードが直ちに開始されます。接続されていない場合は、サーバで (デフォルトではパスワードを使用して) 認証を受けるよう求められます。
Connection Broker の設定ファイルのデフォルト設定および関連する接続プロファイルで、公開鍵認証が許可されていることを確認します (デフォルトでは許可されています)。認証の定義項および認証の定義項を参照してください。
注意 | |
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鍵の自動アップロード処理では、SFTP が使用されます。サーバの設定で公開鍵認証が許可されている場合でも、ユーザが自分自身で公開鍵認証を設定することができないように、リモート ホスト コンピュータの管理者がユーザのアクセスを制限している場合があります。鍵のディレクトリに対する正しいファイル アクセス権がない場合、自動アップロードは失敗します。 |
自動アップロードが成功した場合でも、サーバの管理者が、鍵をユーザのホーム ディレクトリではなく別の場所に保存するようにシステムを設定している可能性があります。この場合は、鍵と承認ファイルへの追加内容を正しいディレクトリに手動で移動する必要があります。
自動アップロード機能を使用しない場合は、手動での公開鍵のアップロード項を参照してください。