[接続プロファイル] では、接続先の各 SecureShell サーバについての個別の接続設定を編集できます。同じサーバに対して複数のプロファイル (ユーザ アカウントが異なるプロファイルなど) を設定することもできます。
接続プロファイルを追加するには、[接続プロファイル] ページで [プロファイル追加] をクリックします。プロファイルの名前を入力して [OK] をクリックします。デフォルトでは、プロファイル名はサーバのホスト名としても使用されます。
新しく作成された接続プロファイルは、[一般] → [デフォルト接続] ページ (デフォルト接続の定義項) で定義された、認証、暗号化、MAC、サーバ詳細の各設定のデフォルト値を継承します。各値はプロファイルごとのタブ ページでカスタマイズできます。
SSH Tectia GUI から [プロファイル追加] オプションを使用してプロファイルを追加すると、新しいプロファイルの初期ウィンドウの種類は自動的に現在の GUI ビューと同じものに設定されます。
接続設定の定義項、認証の定義項、暗号の定義項、MAC の定義項、サーバ接続の定義項、プロキシ設定の定義項、トンネリングの定義項、ウィンドウ設定の定義項、色設定の定義項、ターミナル設定の定義項、ファイル転送設定の定義項、およびお気に入りフォルダの定義項の説明に従って、各タブ ビューでプロファイル設定を定義します。
接続先のサーバが多数ある場合は、フォルダを使用して接続プロファイルを整理できます。接続プロファイル用のフォルダを追加するには、[接続プロファイル] ページで [フォルダ追加] をクリックします。フォルダの名前を入力して [OK] をクリックします。これで、フォルダを選択して [プロファイル追加] をクリックすることによって、接続プロファイルをフォルダに追加できます。プロファイルはフォルダ内に作成されます。
プロファイルを別のプロファイル フォルダに移動するには、リストからプロファイルを選択して [移動] をクリックします。プロファイルの移動先のフォルダをドロップダウン リストから選択して [OK] をクリックします。
接続プロファイルまたはプロファイル フォルダの名前を変更するには、プロファイルまたはフォルダを選択して [名前変更] をクリックします。新しい名前を入力して [OK] をクリックします。
接続プロファイルまたはプロファイル フォルダを削除するには、プロファイルまたはフォルダを選択して [削除] をクリックします。操作の確認を求められます。[OK] をクリックして削除を実行します。
プロファイル フォルダを削除すると、そのフォルダ内のプロファイルもすべて削除されます。
作成したプロファイルへのショートカットをデスクトップ上に作成するには、[ショートカットの作成] をクリックします。ショートカット アイコンをダブルクリックすると、プロファイルで定義されたホストへの接続が直接開きます。
[接続] タブでは、接続で使用するプロトコル設定を定義できます。変更された接続設定は次回のログイン時に有効になります。
接続先ホストを接続プロファイルに定義する場合は、[ホスト名を指定する] を選択します。このプロファイルで接続するリモート ホスト コンピュータの名前または IP アドレスを入力します。
Windows で透過的 TCP トンネリングを使用する場合、「%DESTINATION_HOSTNAME%
」形式のホスト名定義がサポートされています。このオプションは下位互換性のために存在します。リリース 6.0 以降では、[透過的トンネル] → [フィルタルール] → [アプリケーションのホスト名を使用する] の設定 (XML 設定では hostname-from-app="yes"
) によって、トンネルされたアプリケーションから受信した宛先 IP アドレスを SSH Tectia Client で使用することを定義できます。
接続時にユーザが手動でホスト名を入力するようにする場合は、[ホスト名をユーザに問い合わせる] を選択します。
現在ログインしている Windows ユーザ名を使用して常に接続を確立する場合は、[現在の Windows ユーザ名を使用する] を選択します。この設定は、ユーザ名として %USERNAME%
(パーセント記号に注意) を定義するのと同じような働きをします。%USERNAME%
は実際のユーザ名を環境変数から読み取ります。
リモート ホスト コンピュータへの接続時に使用するユーザ名を定義する場合は、[ユーザ名を指定する] を選択してユーザ名を入力します。
接続時に毎回、ユーザが手動でユーザ名を入力するようにする場合は [ユーザ名をユーザに問い合わせる] を選択します。
[ポート番号] には、SecureShell 接続に使用するポート番号を入力します。デフォルトのポート番号は 22 です。
注意 | |
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リモート ホスト コンピュータ上の指定されたポートで SecureShell プログラムが接続をリッスンしている必要があり、そうでない場合は接続試行に失敗します。リモート ホスト コンピュータが接続をリッスンしているポートが不明な場合は、リモート ホストのシステム管理者に問い合わせてください。 |
[圧縮] では、使用する圧縮設定をドロップダウン リストから選択します。[zlib] または [<None>] を選択できます。圧縮はデフォルトでは無効です。
[使用するプロファイル] では、ネストされたトンネルを作成するためのプロファイルをドロップダウン リストから選択します。
このフィールドには、定義されたプロファイルがどこで使用されているのかについての情報が表示されます。
[認証] タブでは、プロファイルで使用するユーザ認証方法を定義できます。
[デフォルト接続] ページ (認証の定義項) で定義された認証方法を使用する場合は、[デフォルトを使用] チェック ボックスを選択します。カスタムの認証方法リストを定義する場合は、チェック ボックスを選択解除します。
新しい認証方法をリストに追加するには、[追加] をクリックし、ドロップダウン メニューから方法を選択します。
認証方法を削除するには、リストから方法を選択して [削除] をクリックします。
認証方法の優先順位を入れ替えるには、矢印ボタンを使用します。SecureShell サーバによって許可された最初の方法が使用されます。複数の認証方法で認証されないとサーバでログインできない場合もあります。
使用できるユーザ認証方法には以下のものがあります。
[Password]: 認証にパスワードを使用します。
[Public-key]: 公開鍵認証を使用します。ユーザ認証の定義項も参照してください。
[Keyboard-interactive]: キーボードインタラクティブは、RSA SecurID や PAM など、複数の異なる種類の認証方法を SecureShell クライアントでサポートできるようにすることを目的として設計された認証方法です。キーボードインタラクティブ認証の詳細については、キーボードインタラクティブを使用したユーザ認証項を参照してください。
[GSSAPI]: GSSAPI (Generic Security Service Application Programming Interface) は、1 つのインターフェイスを介して複数の異なるセキュリティ メカニズムを使用できるようにする共通のセキュリティ サービス インターフェイスです。GSSAPI の詳細については、GSSAPI を使用したユーザ認証項を参照してください。
[暗号] タブでは、プロファイルで使用する暗号化アルゴリズムを定義できます。
[デフォルトを使用] チェック ボックスを選択して、[デフォルト接続] ページ (暗号の定義項) で定義したアルゴリズムを使用するか、または矢印ボタンを使用して暗号リストを定義します。暗号はリストに指定された順序で試行されます。
[MAC] タブでは、プロファイルで使用するメッセージ整合性アルゴリズムを設定できます。
[デフォルトを使用] チェック ボックスを選択して、[デフォルト接続] ページ (MAC の定義項) で定義した MAC を使用するか、または矢印ボタンを使用して暗号リストを定義します。MAC はリストに指定された順序で試行されます。
[サーバ] タブでは、プロファイルの詳細なサーバ接続設定を定義できます。
[デフォルト接続] ページ (サーバ接続の定義項) で定義した値をサーバ接続設定で使用するには、このチェック ボックスを選択します。
この設定は、SecureShell 接続によって使用されるトランスポート チャネルの数を定義します。複数のトランスポート チャネルを使用すると、低帯域幅の接続でスループットが向上する場合があります。現在は、1 ~ 8 のトランスポート数がサポートされています。デフォルトのトランスポート チャネル数は 2 です。
すべての接続チャネルが閉じられた後、その接続が自動的に閉じられるまでのアイドル時間の長さを指定します。デフォルト設定は 5 秒です。この時間を長く設定することにより、SSH Tectia ターミナル GUI などでセッションが閉じられた後もサーバへの接続を開いたままにしておくことができます。この時間中は、サーバへの新しいセッションを再認証することなく開始できます。この時間を 0 に設定すると、サーバへの最後のチャネルが閉じられた時点でただちに接続が終了します。
SecureShell サーバへの TCP 接続を試みる時間の長さを指定します。タイムアウト時間は秒単位で定義します。リモート サーバがダウンした場合、またはリモート サーバに到達できない場合に、指定したタイムアウト時間の経過後に TCP 接続が解放されます。値を 0 に設定すると、システムのデフォルトの TCP タイムアウト時間が使用されます。
キープアライブ メッセージを SecureShell サーバに送信する間隔を秒単位で指定します。デフォルト設定は 0 秒で、この場合、キープアライブ メッセージは送信されません。
現在開いている接続を再利用せず、プロファイルで常に新しい接続を開く場合は、このチェック ボックスを選択します。
ログイン前にサーバのバナー メッセージ ファイル (存在する場合) をユーザに表示する場合は、このチェック ボックスを選択します。
リモート ホスト上での日本語エンコーディングの設定を指定します。以下のエンコーディング方式を選択できます。
EUC-JP
- EUC-JP エンコーディング方式を使用します。
JIS
- JIS 7 ビット エンコーディング方式を使用します。
Shift-JIS
- Shift-JIS エンコーディング方式を使用します。
SSH Secure Shell サーバが Windows で実行されている場合、Shift-JIS エンコーディング方式を使用する必要があります。一方多くの UNIX サーバは、デフォルトで EUC-JP エンコーディング方式をサポートします。
ドロップダウン メニューからエスケープ シーケンス文字を選択します。エスケープ シーケンスは、全角の漢字文字が、7 ビット JIS エンコーディング方式を使用する場合にテキスト中で使用されます。
[漢字イン] で利用できる値は、ˆ [$@ または ˆ [$B です。
[漢字アウト] で利用できる値は、ˆ [(B または ˆ [(J です。
リモート ホストが、JIS エンコーディングの半角カタカナをサポートしている場合に、このチェックボックスをオンにします。
[プロキシ] タブでは、プロファイルのプロキシ設定を選択できます。
プロキシを使用しない場合は、このオプションを選択します。
[一般] 設定の [プロキシルール] ページ (プロキシ ルールの定義項) で定義したプロキシ ルールを使用する場合は、このオプションを選択します。
[追加...] をクリックして、このプロファイルで使用する新しいプロキシ定義を追加します。
ルールの [種類] を選択します。種類は [直接]、[Socks4]、[Socks5]、または [Http] のいずれかに設定できます。
直接接続以外の種類では、[サーバ] にプロキシサーバのアドレス、[ポート番号] にポート番号を入力します。
トンネリング (ポート転送) は、そのままではセキュアではない TCP トラフィックを、暗号化された SecureShell 接続 (トンネル) を通して転送する方法です。たとえば、そのままではセキュアでない POP3、SMTP、および HTTP 接続などをセキュリティで保護できます。
接続プロファイルのトンネリング設定は、[トンネル] タブを使用して設定します。変更されたトンネリング設定は次回のログイン時に有効になります。
注意 | |
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トンネルを使用しているクライアント サーバ アプリケーションが独自の認証手段 (存在する場合) を実行する場合、暗号化トンネルを使用していないときと同じように実行されます。 |
X11 転送とエージェント転送の一方または両方を有効にするかどうか、または、全般的なデフォルトの転送設定をプロファイルに適用するかどうかを、接続プロファイルごとに個別に定義できます。
[デフォルト接続] - [トンネル] タブ (デフォルトのトンネリング設定の定義項) で定義された、X11 転送とエージェント転送のデフォルト設定をプロファイルで使用する場合は、このオプションを選択します。
この接続プロファイルで X11 転送を使用できるようにするには、このチェック ボックスを選択します。
SSH Tectia Client は、リモート ホスト コンピュータから、ローカル コンピュータ上で実行されている X Windows サーバへの X11 グラフィック接続を安全にトンネル (転送) できます。
注意 | |
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X11 トンネリングを使用するための前提条件は、X エミュレータ (eXceed や Reflection X など) が Windows コンピュータ上でパッシブ モードで実行されていることです。 |
X11 トラフィックをトンネル (転送) するには、以下の手順を実行してください。
eXceed、Reflection X などの X サーバ (X エミュレータ) プログラムを Windows にインストールします。
SSH Tectia Client を起動します。
[接続プロファイル] ページの [トンネル] タブを選択し、[X11 トンネリング] チェック ボックスが選択されていることを確認します。
SSH Tectia Client に対する設定を保存します。
SSH Tectia Client を再起動してリモート ホストにログインします。
X サーバ (X エミュレータ) プログラムを起動します。
トンネリングをテストするには、SSH Tectia Client から xterm または xclock を実行します。
詳細については、X11 転送項を参照してください。
クライアント側でのエージェント転送を接続プロファイルで使用できるようにするには、このチェック ボックスを選択します。
エージェント転送では、SecureShell 接続および公開鍵認証のデータが、1 つのサーバからもう 1 つのサーバに対して、ユーザが各サーバに対して別々に認証を行うことなしに転送されます。
詳細については、エージェント転送項を参照してください。
アプリケーション トンネリング用に定義できるトンネルには、ローカル (送信) トンネルとリモート (受信) トンネルの 2 種類があります。
ローカル トンネルで保護されるのは、指定されたローカル ポートから、接続先のリモート ホスト コンピュータ上の指定されたポートにローカル コンピュータが転送する TCP 接続です。リモート ホスト コンピュータの先に接続を転送することも可能ですが、接続が暗号化されるのは SSH Tectia Client と SSH Tectia Server の間だけです。
リモート トンネルで保護されるのは、指定されたリモート ポートから、ローカル コンピュータ上の指定されたポートにリモート ホストが転送するTCP 接続です。
ローカル トンネル定義を編集するには、[送信用] タブをクリックします。
新しいローカル トンネルを追加するには、[追加] をクリックします。[Local Tunnel] ダイアログ ボックスが表示されます。
ローカル トンネルの定義には、以下のフィールドを使用します。
[種類]: トンネルの種類をドロップダウン リストから選択します。[TCP] または [FTP] を選択できます。FTP 接続をトンネルする場合は、トンネルの種類を [FTP] に設定します。それ以外のプロトコルについては、トンネルの種類を [TCP] に設定します。
注意 | |
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SecureShell サーバと FTP サーバが異なるコンピュータにある場合は、FTP がパッシブ モードで動作するように設定されていない限り FTP トンネリングは機能しません。SecureShell サーバと FTP サーバが同じコンピュータにある場合は、FTP がパッシブ モードとアクティブ モードのどちらで動作しているかにかかわらず、トンネリングは機能します。 |
[受信ポート]: トンネルが接続をリッスンまたはキャプチャするローカル ポートの番号です。
注意 | |
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トンネルを作成する対象のプロトコルまたはアプリケーションには、正常に接続するために使用する必要がある固定のポート番号 (IMAP プロトコルの場合は 143 番) が存在する場合があります。その他のプロトコルまたはアプリケーションについても、オフセット (VNC の場合は 5900) を考慮に入れなければならない場合があります。 |
[ローカル接続のみを許可]: ローカル接続に限って確立を許可する場合は、このオプションを選択します。この場合、作成されたトンネルは他のコンピュータでは使用できません。デフォルトでは、ローカル接続のみが許可されます。これはほとんどの状況に適した選択です。
送信接続も許可する場合は、それに伴うセキュリティへの影響も十分に検討してください。
[接続先ホスト]: このフィールドでは、トンネリングの接続先ホストを定義します。デフォルト値は localhost
です。
注意 | |
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接続先ホストは SecureShell サーバによって解決されるため、ここでの |
[接続先ポート]: 接続先ポートは、転送された接続に対して接続先ホスト上で使用されるポートを定義します。
トンネル定義を編集するには、リストからトンネルを選択して [編集] をクリックします。[Local Tunnel] ダイアログが表示されます。
トンネル定義を削除するには、リストからトンネルを選択し、[削除] をクリックしてトンネルを削除します。選択したトンネルはただちに削除され、確認ダイアログは表示されないので注意してください。
ローカル トンネルの詳細については、ローカル トンネル項を参照してください。
リモート (受信) トンネルで保護されるのは、指定されたリモート ポートから、ローカル コンピュータ上の指定されたポートにリモート ホストが転送するTCP 接続です。
受信トンネルの定義を編集するには [受信用] タブをクリックします。[追加...] をクリックして [受信用] ダイアログ ボックスを開きます。
リモート トンネルの定義には、以下のフィールドを使用します。
[種類]: トンネルの種類をドロップダウン リストから選択します。[TCP] または [FTP] を選択できます。FTP トンネリングは SSH Tectia ConnectSecure でのみ利用できます。
[受信ポート]: トンネルがリモート ホスト コンピュータからの通信をリッスンまたはキャプチャするポートを入力します。
注意 | |
---|---|
特権ポート (1024 番未満) からの転送は、ルート権限でリモート ホスト コンピュータにログインしているときにのみ可能です。 |
[接続先ホスト]: ポート転送の接続先ホストを定義します。デフォルト値は localhost です。
注意 | |
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ここでの localhost はローカル コンピュータを指します。リモート ホスト コンピュータからの接続がローカル コンピュータから先に転送される場合、その接続はセキュアでないことにも注意してください。 |
[接続先ポート]: 転送された接続に対して接続先ホスト上で使用されるポートを定義します。
トンネル定義を編集するには、リストからトンネルを選択して [編集] をクリックします。[受信用] ダイアログが表示されます。
トンネル定義を削除するには、リストからトンネルを選択し、[削除] をクリックしてトンネルを削除します。選択したトンネルはただちに削除され、確認ダイアログは表示されないので注意してください。
リモート トンネルの詳細については、リモート トンネル項を参照してください。
最初に開く SSH Tectia ウィンドウの種類は、[ウィンドウ] タブを使用して設定します。ここでは、このプロファイルにアクセスしたときに最初に開く GUI のバージョンを [ターミナル] または [ファイル転送] から選択します。
注意 | |
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SSH Tectia GUI から [プロファイル追加] オプションを使用してプロファイルを追加すると、新しいプロファイルの初期ウィンドウの種類は自動的に現在の GUI ビューと同じものに設定されます。 |
SSH Tectia ターミナル GUI で使用する色は、[色] ページを使用して選択できます。
色の設定はグローバルに定義することも、プロファイル単位で定義することも可能です。SSH Tectia ターミナルのグローバル設定で色を定義すると、[グローバル設定を使用] オプションは使用できなくなりますが、色の設定はすべての接続プロファイルに適用されます。色の選択項を参照してください。
[グローバル設定を使用]: グローバルな色の設定をこのプロファイルに適用する場合は、このチェック ボックスを選択します。このチェック ボックスが選択されているときは、色の設定を変更できません。
テキストの色は、ターミナル ウィンドウの背景色と文字の色に影響します (接続時ウィンドウと非接続時ウィンドウの両方)。
[テキスト色]: ドロップダウン メニューから希望するテキスト色を選択します。テキスト色は、リモート ホスト コンピュータに接続しているウィンドウのテキストに使用されます。16 色から選択できます。デフォルトのテキスト色は黒です。
[背景色]: ドロップダウン メニューから希望する背景色を選択します。16 色から選択できます。デフォルトの背景色は白です。
[選択時]: マウスで選択したテキストの背景色として、希望する色をドロップダウン メニューから選択します。16 色から選択できます。選択範囲のデフォルトの色は水色です。
[非接続時]: リモート ホスト コンピュータに接続していないターミナル ウィンドウで使用するテキスト色を選択します。16 色から選択できます。デフォルトの非接続時ターミナル ウィンドウのテキスト色は灰色です。
ドロップダウン メニューから希望するカーソルの色を選択します。16 色から選択できます。デフォルトのカーソルの色は濃紺です。
ANSI 制御コードを使用して、ターミナル ウィンドウ内のテキストの色を変更することができます。[ANSI カラー] の設定で、この機能を使用するように選択できます。ANSI カラーを無効にした場合でも、ターミナル ウィンドウで使用するテキストと背景色の色を選択できます。
[ANSI カラー有効] チェック ボックスを選択すると、ターミナル ウィンドウで ANSI カラーを使用できるようになります。デフォルトでは ANSI カラーは選択されています。
ディスプレイの色を反転させると、ディスプレイをポジティブ (明るい背景に暗い文字) からネガティブ (暗い背景に明るい文字) にすばやく変更して、見やすさを調整できます。
[色の反転] チェック ボックスを選択すると、テキスト色と背景色を入れ替えることができます。この設定は、[OK] をクリックすると、ターミナル ウィンドウ全体に反映されます。
SSH Tectia Client ターミナルに対して使用する設定は、[ターミナル] タブを使用して設定できます。キーボード マッピングは、新しい接続を開始したとき、またはターミナルをリセットしたときに有効になります。
追加のキーボード ショートカットを作成したり、既存のものを変更したりする場合は、このオプションを使用します。追加のキー マッピングは、ファイル拡張子 .sshmap
が付いた独立したファイルに保存されます。テキスト フィールドには現在のキーマップ ファイルが表示されます。
現在のキー マッピングを変更するには、[編集] をクリックして [キーマップエディタ] ダイアログを開きます。
代替のキーマップ設定ファイルを定義済みの場合は、パスとファイル名をテキスト フィールドに入力するか、テキスト フィールドの右側のボタンをクリックすることによってその設定をロードできます。ボタンをクリックすると、代替キーマップ ファイルを指定するための [開く] ダイアログが表示されます。
Backspace キーを削除操作にマップする場合は、[Backspace キーで Delete を送る] チェック ボックスを選択します。
Delete キーをバックスペース操作にマップする場合は、[Delete キーで Backspace を送る] チェック ボックスを選択します。
復帰 (CR) 文字と改行 (LF) 文字の送信に Enter キーをマップする場合は、[Enter キーで CR + LF を送る] チェック ボックスを選択します。選択しない場合、改行文字のみが送信されます。
ファンクション キーをロックする場合は、[ファンクション キーをロック] チェック ボックスを選択します。
ターミナル ウィンドウの端でテキスト行を折り返す場合は、[行を折り返す] チェック ボックスを選択します。デフォルトでは、行の折り返しは有効です。
Alt キーを Esc キーと同様にメタ キーとして機能させる場合は、[Alt キーをメタ キーとして使用 (Escape を送る)] チェック ボックスを選択します。このオプションが選択されている場合は、たとえば Alt キーと X キーを組み合わせて押すことで、Esc キーと X キーを連続で押す操作をシミュレートできます。
一般的なキーボードの右側にある数字キーパッドの機能を選択します。
キーパッドを数字の入力に使用する場合は [数字を入力] を選択します。
キーパッドをアプリケーションの制御に使用する (キーパッドのキーをカーソル キーおよび Home、End、Page Up、Page Down、Insert、Delete の各キーとして機能させる) 場合は、[制御キーとして使用] を選択します。
プロファイルに関して SSH Tectia Server によって使用されるものと同じターミナル アンサーバック モードを選択するには、[ターミナル アンサーバック] ドロップダウン リストを使用します。
ユーロ記号 (€) のサポート モードを選択するには、[ユーロ記号] ドロップダウン リストを使用します。
サポートされているオプションは [Windows] (ユーロ記号を 0x80 にマップ) と [ISO 8859-15] (ユーロ記号を 0xA4 にマップ) です。プロファイルに関して SSH Tectia Server によって使用されているものと同じ文字セットを選択します。
ただし、ユーロ記号のサポートを有効にすると、8 ビット ターミナル制御コードが無効になるので注意してください。
[ファイル転送] タブでは、アスキー モードを使用して転送するファイルの種類と、適用する改行変換の種類を定義します。
[バージョン文字列により Windows サーバを検出]: SecureShell クライアントとサーバは、接続のセットアップ時にバージョン文字列を交換します。Windows サーバを自動的に検出して適切な設定を使用するには、このチェック ボックスを選択します。この機能が正しく動作するためには、Windows サーバがそのバージョン文字列で「windows」を指定する必要があります。
UNIX 標準の改行 (LF) を使用する場合は [Unix] チェック ボックスを選択します。
Windows 標準の改行 (CRLF) を使用する場合は [Windows] チェック ボックスを選択します。
アスキー ファイル転送の前に毎回サーバの種類を指定するように SSH Tectia Client がユーザに求めるようにするには、[アスキー転送の前に確認] チェック ボックスを選択します。
[お気に入りフォルダ] タブでは、よく使用するリモート ディレクトリのリストを作成できます。これらのお気に入りは、ファイル転送ウィンドウのドロップダウン メニューから簡単に選択できます。
この一覧には、現在の接続プロファイル用に定義したお気に入りフォルダが表示されます。一覧の下にある [追加]、[削除]、矢印の各ボタンを使用して、お気に入りの追加、削除、並べ替えを行うことができます。
Windows SecureShell サーバ上にあるリモートのお気に入りを定義する場合、Windows サーバ上のフォルダは /drive/folder/subfolder
の形式で指定する必要があります。
有効なお気に入りフォルダの定義の例を次に示します。
/C/Documents and Settings/All Users/Desktop
[ホームフォルダ] フィールドには、このプロファイルと関連付けられた新規の SFTP 接続が開始されるディレクトリを入力できます。フィールドを空のままにした場合、新しい接続では、リモート ホスト コンピュータ上のユーザ アカウントに対して指定されたリモート ホーム フォルダが使用されます。