以下の用語が本書中で使用されます。
SecureShell 接続を開始するコンピュータ。
Connection Broker は、SSH Tectia Client、SSH Tectia ConnectSecure および SSH Tectia Server for IBM z/OS クライアント ツールに含まれているコンポーネントです。Connection Broker は、すべての暗号化動作および認証関連のタスクを処理します。
SSH Tectia Client および ConnectSecure には、ファイル転送の操作と実行のための専用のグラフィカル ユーザ インターフェイス (GUI) があります。
SecureShell サーバの識別に使用される公開鍵のペア。秘密鍵ファイルにアクセスできるのはサーバのみです。公開鍵ファイルは、サーバに接続しているユーザに配布されます。
接続の対向側。見る側の視点によってクライアント コンピュータまたはサーバ コンピュータのいずれかを指します。
SecureShell プロトコル バージョン 2 を使用するクライアント側アプリケーション (SSH Tectia Client の sshg3
、sftpg3
、scpg3
など)。
SecureShell プロトコル バージョン 2 を使用するサーバ側アプリケーション
SecureShell サービスが稼働し、SecureShell クライアントが接続するコンピュータ。
SecureShell サーバのサブシステムとして、セキュアなファイル転送サービスを提供するサーバ側アプリケーション
ワークステーションにインストールされるソフトウェア コンポーネント。SSH Tectia Client は、セキュアな対話的ファイル転送とターミナル クライアント機能を、SSH Tectia Server またはその他の SecureShell プロトコルを使用したアプリケーションが稼働しているサーバへのアクセスと管理を行うリモート ユーザとシステム管理者に提供します。また、(非透過的) 静的トンネリングと、Windows のオプションの機能として透過的 TCP トンネリングもサポートします。
SSH Tectia クライアント/サーバ ソリューション は、SSH Tectia Client、SSH Tectia ConnectSecure、SSH Tectia Server、および SSH Tectia Server for IBM z/OS で構成されています。
SSH Tectia Client および ConnectSecure には、SSH Tectia 製品の動作を制御する、Connection Broker の設定を行うためのグラフィカル ユーザ インターフェイス (GUI) があります。
サーバ ホストにインストールされるソフトウェア コンポーネント。ただしこれは、SecureShell クライアントとして機能します。SSH Tectia ConnectSecure は FTP 交換用に設計されており、FTP-SFTP 変換、透過的 FTP トンネリング、透過的 TCP トンネリング、および高速ファイル転送サービスを提供します。SSH Tectia ConnectSecure は、標準の SecureShell サーバに接続することができます。
SSH Tectia ConnectSecure には、C および Java 用の専用のアプリケーション プログラミング インターフェイス (API) があります。開発者はこれらの API を使用して、セキュアなファイル転送アプリケーションを開発したり、SSH Tectia 製品を他のシステムに統合したりできます。
SSH Tectia Server は、SecureShell クライアントの接続先であるサーバ側コンポーネントです。Linux、UNIX、および Windows プラットフォーム用の SSH Tectia Server、SSH Tectia Server for Linux on IBM System z、および SSH Tectia Server for IBM z/OS という 3 つのバージョンの SSH Tectia Server 製品を利用できます。
SSH Tectia Server for Linux on IBM System z は、IBM System z プラットフォームで動作する Linux 上で SecureShell 接続を提供します。
SSH Tectia Server for IBM z/OS は IBM メインフレームで一般的な SecureShell 接続機能を提供し、EFT (Enhanced File Transfer) 機能と透過的 TCP トンネリング機能をサポートします。
SecureShell トンネルによって透過的に暗号化されセキュアになっている FTP 接続。
SecureShell トンネルによって透過的に暗号化されセキュアになっている TCP アプリケーション接続。
SecureShell 接続によってセキュアになっている TCP アプリケーション。
SecureShell ユーザの識別に使用される公開鍵のペア。秘密鍵ファイルにアクセスできるのはユーザのみです。公開鍵ファイルは、ユーザが接続するサーバにコピーされます。