本マニュアルでは、SSH Tectia Client のインストールと使用法、および SSH Tectia Server for Linux on IBM System z のクライアント側ツールについて説明します。本マニュアルで、SSH Tectia Client という名称は両方の製品バージョンを指しています。これは、どちらも動作が同じであるためです。
本マニュアルは、SSH Tectia Client のインストールと設定を行うユーザと管理者を対象としています。
本マニュアルは、以下の内容で構成されています。
SSH Tectia Client、および SSH Tectia Server for Linux on IBM System z のクライアント側ツールのインストール
利用開始
SSH Tectia Client の設定
認証
ファイルの転送
トンネリング
トラブルシューティング
付録 (コマンドライン ツール、GUI、および監査メッセージの一覧を含む)
Connection Broker は、SSH Tectia Client のすべての暗号化動作および認証関連のタスクを処理します。さらに、SSH Tectia Client は、XML ファイル、またはSSH Tectia 構成ツール (Windows)項で説明している SSH Tectia 構成 GUI で行った Connection Broker の設定によって設定されます。
SSH Tectia Client およびその機能の一般情報については、『SSH Tectia Client/Server Product Description』を参照してください。
SSH Tectia Client 4.x 以前について詳しい場合は、『SSH Tectia Client/Server Migration Guide』をお読みになることを推奨します。これには、SSH Tectia Client および Server の新しい設定オプションと変更された設定オプションに関する情報と、既存の 4.x インストールをバージョン 6.x に移行する手順が記載されています。