コマンドライン (コマンド プロンプト) から SSH Tectia ターミナル GUI を操作すると便利な場合があります。
SSH Tectia ターミナル GUI (ssh-client-g3.exe
) のコマンドラインの構文は以下の通りです。
ssh-client-g3 [-r] [-p port] [-u user] [-h host] [profile]
コマンドライン パラメータの意味は以下の通りです。
-r
-r
オプションは、ユーザ インターフェイス (ツールバーとメニュー) に対して行ったすべてのカスタマイズ内容をリセットします。確認ダイアログが表示されます。
-p [port_number]
-p
オプションは、接続に使用するポート番号を指定します。このオプションを指定しない場合は、デフォルトのプロファイルに定義されたポート番号が使用されます。
-u [user_name]
-u
オプションは、接続に使用するユーザ名を指定します。このオプションを指定しない場合は、デフォルトのプロファイルに定義されたユーザ名が使用されます。
-h [host_name]
-h
オプションは、接続に使用するホスト名を指定します。このオプションを指定しない場合は、デフォルトのプロファイルに定義されたホスト名が使用されます。
[profile]
プロファイルを指定する場合は、コマンドラインの最後のオプションにする必要があります。すべてのコマンドライン パラメータが、プロファイル設定で上書きされます。プロファイルを指定しない場合は、デフォルトのプロファイルが使用されます。
-f
-f
(または /f
) オプションは、デフォルトの SFTP ファイル転送プロファイルを起動します。
たとえば、以下のコマンドでは、remotehost
というホストへの接続がすぐに開始され、guest
として接続します。ポート番号は指定されていないため、この接続ではデフォルトのプロファイルで指定されたポートが使用されます。
ssh-client-g3 -h remotehost -u guest
以下のコマンドでは、custom.ssh2
というプロファイル ファイルに定義された設定を使用して、remotehost
への接続がすぐに開始されます。
ssh-client-g3 -h remotehost custom.ssh2
-h
オプションを使用してホストを指定せず、プロファイルも指定していない場合は、コマンドラインで指定した値が自動的に入力されたログイン ダイアログが開きます。
たとえば、次のコマンドでは、すでにポート番号が 222、ユーザ名が guest
として指定されているログイン ダイアログが表示されます。
ssh-client-g3 -u guest -p 222
コマンドライン クライアント sshg3.exe
は、SSH Tectia Client for Windows にも付属しています。これはスクリプトを作成する際には特に便利です。sshg3.exe
の構文の説明については、sshg3(1)を参照してください。
SSH Tectia Client のインストールには、ほかにもいくつかのコマンドライン ユーティリティが含まれています。 詳細については、付録 C を参照してください。