ここでは、問題があるいくつかの状況について、その対応手順を説明します。
GSSAPI 認証を使用して Windows 5.x または 6.x クライアントから Windows 4.x サーバに接続しているとき、GSSAPI が正しく設定されているにもかかわらず認証に失敗する場合は、クライアント側のコンピュータで LMHOSTS
の参照を無効にすることが必要な場合があります。以下の手順に従ってください。
[コントロール パネル] → [ネットワーク接続] を選択します。
[ローカル エリア接続] で、右クリックして [プロパティ] を選択します。
[ローカル エリア接続のプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブで、[インターネット プロトコル (TCP/IP)] を選択して [プロパティ] ボタンをクリックします。
[インターネット プロトコル (TCP/IP) のプロパティ] ダイアログ ボックスの [全般] タブで、[詳細設定...] ボタンをクリックします。
[TCP/IP 詳細設定] ダイアログ ボックスの [WINS] タブで、[LMHOSTS の参照を有効にする] チェック ボックスを選択解除します。
クライアント側のコンピュータを再起動します。
Windows XP クライアントでは、パスワードまたは公開鍵パスフレーズの入力ウィンドウでフォーカスが消失することがあります。このとき、パスワード ウィンドウは画面上ではアクティブに見えますが、パスワードの入力を開始してもアスタリスクがフィールドに表示されません。実際のフォーカスが他のウィンドウ内にある場合、パスワードまたはパスフレーズがそのウィンドウに表示される場合があります。
パスワード ウィンドウでフォーカスの消失が最も発生しやすいのは、SSH Tectia Connection Broker の状態ウィンドウが開いているときです。したがって、ログインを開始するときに状態ウィンドウが開いていないのを確認することが最初の回避方法となります。
この問題の根本的な解決方法は、アプリケーションの動作を制御する Windows の設定を変更することです。Windows では、アプリケーションがフォーカスを奪取するのを防ぐ設定がデフォルトで有効になっています。回避方法として、アプリケーションによるフォーカスの奪取を許可することができます。この設定は SSH Tectia Connection Broker だけでなくすべての Windows アプリケーションに影響することに注意してください。
この設定を変更できるようにするには、Microsoft Tweak UI ユーティリティ プログラムをダウンロードする必要があります。以下の手順に従ってください。
http://www.microsoft.com/windowsxp/downloads/powertoys/xppowertoys.mspx から Microsoft Tweak UI ユーティリティを ダウンロードします。
付属のインストール ウィザードを使用して、Tweak UI をコンピュータにインストールします。
[スタート] メニューからプログラムを起動します。
[General] → [Focus] ビューに移動し、次の図に示すように、[Prevent applications from stealing focus] チェック ボックスを選択解除します。
[Apply] または [OK] をクリックします。