ssh2 の返り値
正常に実行されると、ssh2 はコマンド実行のステータスを持って
終了します。成功すると、ステータスは通常 0 (zero)です。
ssh2 にエラーが発生すると、多くの場合エラーメッセージ中に
原因が書かれています。しかし、例えばバッチファイルなどではこれを
受け入れるのが困難であり、そこで ssh のための終了ステータス値
についてここで示します。実行したコマンドが同じ終了ステータス値を返す
場合があります。残念ながら、これを避けるには終了ステータス値の範囲が
狭い(8ビット)ためです。
- 128 + シグナル番号
これはssh2 が致命的シグナルに遭遇した場合に返されます。
例えば、143 は SIGTERM (シグナル番号 15)の場合に返ります。
- 64 + 切断コード
これは切断の際に返ります(正常な切断かそうでないかにかかわらず)。
切断コードは以下のとおりです。
1 ホストが接続を許可しない
2 プロトコルエラー
3 鍵交換の失敗
4 予約
5 MACエラー
6 圧縮エラー
7 サービスが提供されていない
8 プロトコルバージョンが非サポート
9 ホスト鍵が検証できない
10 接続が失われた
11 アプリケーションにより切断
12 接続数制限オーバー
13 ユーザにより認証をキャンセル
14 これ以上認証方法が無い
15 ユーザ名不正
例えば、 74 は接続が失われたを意味します。
- 255
ssh_fatal() 関数が呼ばれた際に返ります。
- 254
多くの場合、ssh2 が何かのexec に失敗したことを意味します
(ライブラリ内で fork またはexec が失敗した)。
- 1
一般エラー。
- 2
リモートホストへの接続に失敗。
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