X.509 証明書を使用して自身を認証するようにクライアントを設定するには、以下のタスクを実行します。
自分自身の証明書を登録します。これは、たとえば、ssh-cmpclient-g3 または ssh-scepclient-g3 コマンドライン ツールを使用して実行できます。
例: ssh-cmpclient-g3 を使用した鍵の生成と登録
$ ssh-cmpclient-g3 INITIALIZE -P generate://ssh2:passphrase@rsa:1536/user_rsa \ -o /home/user/.ssh2/user_rsa -p 62154:ssh \ -s 'C=FI,O=SSH,CN=user;email=user@example.org' \ -S http://fw.example.com:1080 http://pki.example.com:8080/pkix/ \ 'C=FI, O=SSH, CN=Test CA 1'
ssh-cmpclient-g3 および ssh-scepclient-g3 の詳細については、ssh-cmpclient-g3(1)およびssh-scepclient-g3(1)を参照してください。
鍵と証明書を、Connection Broker が検索できるディレクトリに置きます。
デフォルトでは Connection Broker は、UNIX では $HOME/.ssh2
ディレクトリ、Windows では %APPDATA%\SSH\UserKeys
および %APPDATA%\SSH\UserCertificates
ディレクトリにある各鍵の使用を試行します。
また、Windows では、SSH Tectia 構成ツールの [鍵と証明書] ページで鍵の他のディレクトリの場所を追加することもできます。鍵と証明書の管理項を参照してください。UNIX では、ssh-broker-config.xml
ファイル内の general/key-stores/key-store
エレメントを使用できます。キー ストアの設定例項を参照してください。
(オプション) identification ファイルを作成します。
すべての鍵がデフォルトのディレクトリに保存され、公開鍵や証明書による認証にすべての鍵を使用できるようにしている場合は、identification
ファイルを使用する必要はありません。identification
ファイルが存在しない場合、Connection Broker はデフォルトのディレクトリにある各鍵の使用を試行します。identification
ファイルが存在する場合は、そのファイルに記述されている鍵が最初に試行されます。
$HOME/.ssh2/identification
ファイルで、ソフトウェア証明書の秘密鍵を指定します (CertKey
オプションは IdKey
オプションと同様に機能します)。
CertKey user_rsa
証明書自体は、user_rsa.crt
から読み取られます。
identification ファイルの構文の詳細については、$HOME/.ssh2/identification
を参照してください。
ssh-broker-config.xml
ファイルで公開鍵認証が有効になっていることを確認します (デフォルトでは有効です)。
<authentication-methods> <auth-publickey /> ... </authentication-methods>
この設定ファイルには、他の認証方法も記述できます。最も非対話的な方法を最初に記述します。