ssh-certview-g3 — 証明書ビューア
ssh-certview-g3 プログラム (Windows では ssh-certview-g3.exe) はシンプルなコマンドライン アプリケーションです。このアプリケーションでは、X.509 証明書、CRL、および証明書要求のデコードおよび表示が可能です。コマンドは標準出力に出力されます。
以下のオプションが利用可能です。
-h
簡単なヘルプを表示します。
-verbose
詳細な診断データを出力します。
-quiet
診断データを出力しません。
-auto
次の入力ファイルのタイプが自動的に検出されます (デフォルト)。
-cert
次の入力ファイルは証明書になります。
-certpair
次の入力ファイルはクロス証明書のペアになります。
-crmf
次の入力ファイルは CRMF になります。
-req
次の入力ファイルは PKCS #10 証明書要求になります。
-crl
次の入力ファイルは CRL になります。
-prv
次の入力ファイルは秘密鍵になります。
-pkcs12
次の入力ファイルは PKCS#12 パッケージになります。
-ssh2
次の入力ファイルは SSH2 公開鍵になります。
-spkac
次の入力ファイルは Netscape によって生成された SPKAC 要求になります。
-noverify
入力された証明書の署名を検証しません。
-autoenc
PEM/DER を自動的に判別します (デフォルト)。
-pem
入力ファイルが ASCII base-64 の PEM 形式であると仮定します。このオプションによって、ヘッダとフッタを持つ実際の PEM、および プレーンな、すなわちヘッダとフッタを持たない base-64 の両方をサポートします。PEM ヘッダおよびフッタの例を以下に示します。
-----BEGIN CERTIFICATE----- encoded data -----END CERTIFICATE-----
-der
入力ファイルが DER 形式であると仮定します。
-hexl
入力ファイルが Hexl 形式であると仮定します。Hexl とは、バイナリ ファイルを 16 進表現で出力するための、UNIX の共通ツールです。
-skip
number
デコードの前に、入力ファイルの先頭から number
バイトをスキップします。このオプションは、ファイルの実データの前にごみデータが含まれている場合に役立ちます。
-ldap
名前を LDAP の順序で表示します。
-utf8
名前を UTF-8 形式で表示します。
-latin1
名前を ISO-8859-1 形式で表示します。
-base10
大きな数値を基数 10 で出力します (デフォルト)。
-base16
大きな数値を基数 16 で出力します。
-base64
大きな数値を基数 64 で出力します。
-width
number
出力の幅を設定します。幅は文字数 (number
) で表されます。
たとえば pki.ssh.com
からダウンロードされた証明書を使用して、 以下のコマンドを指定します。
$ ssh-certview-g3 -width 70 ca-certificate.cer
以下のような出力が生成されます。
Certificate = SubjectName = <C=FI, O=SSH Communications Security Corp, CN=Secure Shell Test CA> IssuerName = <C=FI, O=SSH Communications Security Corp, CN=Secure Shell Test CA> SerialNumber= 34679408 SignatureAlgorithm = rsa-pkcs1-sha1 Certificate seems to be self-signed. * Signature verification success. Validity = NotBefore = 2003 Dec 3rd, 08:04:27 GMT NotAfter = 2005 Dec 2nd, 08:04:27 GMT PublicKeyInfo = PublicKey = Algorithm name (SSH) : if-modn{sign{rsa-pkcs1-md5}} Modulus n (1024 bits) : 9635680922805930263476549641957998756341022541202937865240553 9374740946079473767424224071470837728840839320521621518323377 3593102350415987252300817926769968881159896955490274368606664 0759644131690750532665266218696466060377799358036735475902257 6086098562919363963470926690162744258451983124575595926849551 903 Exponent e ( 17 bits) : 65537 Extensions = Available = authority key identifier, subject key identifier, key usage(critical), basic constraints(critical), authority information access KeyUsage = DigitalSignature KeyEncipherment KeyCertSign CRLSign [CRITICAL] BasicConstraints = PathLength = 0 cA = TRUE [CRITICAL] AuthorityKeyID = KeyID = eb:f0:4d:b5:b2:4c:be:47:35:53:a8:37:d2:8d:c8:b2:f1:19:71:79 SubjectKeyID = KeyId = eb:f0:4d:b5:b2:4c:be:47:35:53:a8:37:d2:8d:c8:b2:f1:19:71:79 AuthorityInfoAccess = AccessMethod = 1.3.6.1.5.5.7.48.1 AccessLocation = Following names detected = URI (uniform resource indicator) Viewing specific name types = URI = http://pki.ssh.com:8090/ocsp-1/ Fingerprints = MD5 = c7:af:e5:3d:f6:ea:ce:da:07:93:d0:06:8d:c0:0a:f8 SHA-1 = 27:d7:19:47:7c:08:3e:1a:27:4b:68:8e:18:83:e8:f9:23:e8:29:85