ダウンロードしたオンライン インストール パッケージには、圧縮されたインストール ファイルが含まれています。Solaris のインストール パッケージは、CD-ROM の /install/solaris/
ディレクトリにあります。
インストールには、SSH Tectia Client および Server の共通コンポーネントのパッケージ、および SSH Tectia Client に固有のコンポーネントのパッケージの 2 つが必要になります。
SSH Tectia Client には、Solaris 8 用のエントラスト証明書認証のサポートが含まれています。必要なライブラリはインストール時に自動的に作成されます。
SSH Tectia Client では、Solaris 10 の Zones がサポートされています。SSH Tectia ソフトウェアは、グローバル ゾーンとローカル ゾーンにインストールできます。SSH Tectia ソフトウェアをグローバル ゾーンにインストールすると、自動的に既存のローカル ゾーンにもインストールされます。ただし、ローカル ゾーンを後でシステムに追加する場合は、そこに SSH Tectia Client を別途インストールする必要があります。
SSH Tectia Client を疎ゾーンにインストールする場合は、インストール プロセスで symlink 作成の失敗が報告されます。実際のインストールは正常に終了しますが、パス設定に /opt/tectia/bin
を手動で追加する必要があります。
Solaris Zones の詳細については、Sun Microsystem 社のマニュアル『Solaris のシステム管理 (Solaris コンテナ: 資源管理と Solaris ゾーン)』を参照してください。
Solaris に SSH Tectia Client をインストールするには、以下の手順を実行してください。
お使いの Sun Solaris バージョンに基づいてインストール パッケージを選択してください。
SPARC アーキテクチャで動作する Solaris バージョン 8、9、または 10 にインストールする場合は、以下の名前のパッケージを使用します。
ssh-tectia-common-<version>-solaris-8-10-sparc.pkg.Z ssh-tectia-client-<version>-solaris-8-10-sparc.pkg.Z
x86-64 アーキテクチャで動作する Solaris バージョン 10 にインストールする場合は、以下の名前のパッケージを使用します。
ssh-tectia-common-<version>-solaris10-x86_64.pkg.Z ssh-tectia-client-<version>-solaris10-x86_64.pkg.Z
コマンド中の <version>
は、6.0.9.31
など、製品リリースのバージョンおよび現在の Build 番号を表します。
インストール パッケージを適切な場所に解凍します。Solaris 環境の場合、通常は /var/spool/pkg
です。以下のコマンド例では、Solaris 10 x86-64 を使用します。
$ uncompress ssh-tectia-common-<version>-solaris10-x86_64.pkg.Z $ uncompress ssh-tectia-client-<version>-solaris10-x86_64.pkg.Z
pkgadd
ツールを使用して、root 権限でパッケージをインストールします。
# pkgadd -d ssh-tectia-common-<version>-solaris10-x86_64.pkg all # pkgadd -d ssh-tectia-client-<version>-solaris10-x86_64.pkg all
ライセンス ファイルを /etc/ssh2/licenses
ディレクトリにコピーします (メンテナンス アップデートでは不要です)。ライセンス項も参照してください。