scpg3 (Windows では scpg3.exe) は、ネットワーク経由で安全にファイルをコピーするために使用します。scpg3 では ssh-broker-g3 を利用して、SecureShell バージョン 2 プロトコルを使ったセキュアなトランスポートを提供します。リモート ホストでは、sftp-server (または sft-server-g3) サブシステムが有効な状態で SecureShell バージョン 2 サーバを実行している必要があります。
scpg3 の基本的な構文は以下の通りです。
scpg3 user@source:/directory/file user@destination:/directory/file
scpg3 コマンドは、ローカル システムとリモート システムの間でファイルをコピーするために使用できます。2 つのリモート ホスト間でのコピーも可能です。ローカルのパスは user@system:
という接頭辞を付けずに指定できます。ユーザのホーム ディレクトリからの相対位置で解釈される相対パスも使用できます。
Windows のパスは先頭にスラッシュ (「/
」) を付けてください。たとえば、ローカル ファイルをリモートの Windows サーバにコピーするには、次のようにします。
scpg3 localfile user@destination:/C:/directory/file
コマンドライン オプションの詳細については、scpg3(1)を参照してください。