認証ファイルの手動編集
認証ファイルは、ローカルコンピュータ上で編集してからリモートコンピュータに
送るか、あるいは、リモートコンピュータ上で直接編集します。
authorization
ファイルのローカルでの編集
- ローカルコンピュータ上に
authorization
と呼ばれるテキストファイル
を作成します(メモ帳等を使用します)。
テキストエディタ上で、key
、1つの空白文字、公開鍵のファイル名
からなる新しい行を追加してください。
例えば、公開鍵ファイルの名前が id_dsa_1024_a.pub
の場合は、
以下の行を authorization ファイルに追加してください。
key id_dsa_1024_a.pub
(id_dsa_1024_a.pub
の部分を使用する公開鍵のファイル名に入れ替えて
ください)
認証に複数の鍵ペアを使う場合は、以下のようにそれぞれを個別の行に記入して
ください。
key pub_key_one.pub
key pub_key_two.pub
-
"authorization"
というファイル名で保存し、エディタを終了します
(ファイル名はダブルクォーテーションマークで囲み、
デフォルトの拡張子である .txt
はつけないでください)。
- 次に、
authorization
ファイルを ‾/.ssh2
ディレクトリ
(Windows サーバの場合は、ユーザプロファイルディレクトリ下の .ssh2
ディレクトリ)にアップロードします。
UNIX サーバ上でのauthorization
ファイルの編集
UNIX サーバ上で、 authorization
ファイルを編集することも可能です。
- ターミナル ウィンドウを使ってそのホストに接続します。
自分のホーム ディレクトリには、
.ssh2
サブディレクトリが含まれて
いるはずです。このフォルダ名はピリオドで始まっています。
- まず、現在のディレクトリが自分のホーム ディレクトリであることを確認
してください。
リモート ホストのコマンド プロンプトに次のコマンドを入力し、
[
Enter
] キーを押します。
cd
- コマンド プロンプトに次のコマンドを入力し、
.ssh2
サブディレクトリを開きます。
cd .ssh2
-
.ssh2
サブディレクトリには、authorization
という
名前のテキスト ファイルが含まれているはずです。
このテキスト ファイルを編集し、ファイル内の独立した行に公開鍵のファイル名を
追加しなければなりません。
authorization ファイルがまだ存在していない場合は、ここで作成します。
- お好みのテキスト エディタ名の後に
authorization
という文字
を続けたものをパラメータとして入力し、テキスト エディタを起動します。
たとえば、Pico というテキストエディタを使用する場合、
リモート ホストのコマンド プロンプトに次のように入力します。
pico authorization
- テキストエディタ上で、
key
、1つの空白文字、公開鍵のファイル名
からなる新しい行を追加してください。
例えば、公開鍵ファイルの名前が id_dsa_1024_a.pub
の場合は、
以下の行を authorization ファイルに追加してください。
key id_dsa_1024_a.pub
- authorization ファイルを保存し、テキスト エディタを閉じます。
これで、次回ログイン時に公開鍵認証が機能するはずです。
公開鍵認証が機能しない場合は、公開鍵ファイル名が authorization
として正しく入力されているか、およびリモート ホストの .ssh2
ディレクトリに正しい公開鍵ファイルが配置されているかを確認します。
また、[クイック接続]で接続したなら、認証方法として
公開鍵が選択されているかをチェックします。